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廃棄野菜を無駄なく食べる〜宅配選び〜

野菜選びアイキャッチ サステナブル

※この記事にはPRが含まれます。

普段のお買い物は、どこでしていますか?

『スーパー』と答える方がとても多いのではないでしょうか。私も例に漏れず、スーパーでのお買い物が大半です。

そのスーパーの野菜にふと目をやると、同じサイズ、同じ形、同じ重さの野菜が当たり前。家庭菜園を始めると尚のこと目につくようになります。

それが「規格」の存在です。

私たちが選ぶお野菜のほとんどがその「規格」という狭き門を通ってきた優等生A品たち。もちろん見た目だけでなく、流通での扱いやすさや、決められた袋や箱に入るサイズであること、値段のつけやすさ、など規格にはさまざまな作業を合理化する役割もあります。

一方で規格から漏れてしまったお野菜がどうなるのか、といったところに焦点を当てるとその多くが「廃棄」といった悲しい現状が目に入ります。ここには適正価格における悩ましい問題もあり、まとめで触れています。

なるべくしてこの規格から漏れてしまった野菜を手に取りたい、私は進んで規格外を探したり選ぶようになりました。食べられるのに棄てていたものをたくさん食べることはきっと地球にもやさしいはず。

この記事では、そんな「規格外」のお野菜を商品として流通させるサービスを紹介します。

知っているものはありますか?

ロスヘル

ロスヘルの野菜

「ロスヘル」は、規格外野菜を全国各地から調達し一般的な食品売り場の価格より安い価格で提供する宅配です。

一般的な食品売り場よりも25%~30%程度のお値段を約束しているので、比較的試しやすい規格外野菜!

受け取ってみると大小大きさがマチマチのお野菜や、カケのあるキノコ。また生育が早すぎて需要が見つからなかったものなど様々な理由で市場に出られなかったお野菜と理由が書かれた紙を受け取ることができます。

ロスヘル画像
画像引用:ロスヘル公式HP

毎週だと使いきれないこともあるけど、月に一度というゆっくり頻度が嬉しい。

  • 選べるS/M/Lサイズ
  • お試し購入あり
  • お届け頻度は月一
  • プラごみが少ない
  • 毎回一種類果物が入っている♡

野菜は新聞紙に包まれていたり、プラ包装が極めて少ない印象でした。これは嬉しいポイント。お試し品は一度限りの購入で定期にならず頼みやすい。

プラ包装が少ない分、届いたらすぐに鮮度を保つための袋や冷凍といった作業は必要

せっかく救済したお野菜を無駄にしないためにも、お届け日はしっかりとチェックしたいところ。(実際葉物は少しお疲れ気味で届いたことは何度かあり。私は許容範囲だけど、嫌な人はプラ包装バチバチのものを選ぶべし!)

>>ロスヘルを詳しく見る

ほとんどが慣行栽培なので、オーガニックなどこだわったお野菜が食べたい方は別の宅配がいいかも!

らでぃっしゅぼーや

らでぃっしゅぼーや
お試しセット

らでぃっしゅぼーやは「見た目より、中身がごちそう」をコンセプトにした 「ふぞろいRadish」といった販売しております。(らでぃっしゅぼーやの言いまわしはとても好感が持てます♡)

生産や流通・販売の事情などで廃棄されてしまう食べ物をサービスを通してレスキューし、 フードロス削減に貢献できるサービス。以外にも1988年創業という老舗の宅配ブランド。流通に信頼が持てます。

この「ふぞろいRadish」はお試しも用意されています。しかも定期購入にならないのが嬉しい。お試しはもちろん一度限りですが、イマイチならそのまま、気に入れば入会するもよし、これ、消費者としてかなりありがたいと思っています。

気に入ったら入会するという流れ。使いやすいポイントも多々。

  • お任せ購入も選ぶ購入もできる
  • S/Mの二択
  • 購入頻度が選べる(4週に一回もアリ♡)
  • 休める
  • オリジナル商品多め

毎週は多すぎると思うことが多いので(野菜の量も支払いも)この柔軟性はとても使いやすいと思う私です。

試してみたい方は「ふぞろいRadih」のお試しコースを一度お届けしてもらうと◎

ご家庭の生ゴミを畑に循環させる「エコキッチン倶楽部」という素晴らしい取り組みも注目いただきたいです。

専用の乾燥機で処理した生ゴミを、会員さんから回収して契約生産者に戻し、そこで加工された有機肥料を使って栽培された農産物を、再び会員さんにお届けするというエコロジカルな仕組み、応援したくなります。

>>らでぃっしゅぼーやを詳しく見る

お試しのあとは品質などの確認で電話がきます。やさしいおばちゃんでした♡

Oisix

Oisixは聞き覚えのある方も多いのでは?

有機野菜や特別栽培などを含む安心して食べられる食材や、 20分で主菜と副菜が作れる時短食材セット(Kit Oisix)など、 忙しい女性に簡単で美味しく安心安全な商品を購入できる 食材サービス。

そう、なんといってもKitが売りの宅配サービス。このKitの中には『サステナブルマーケット』というカテゴリーがあります。

私も例に漏れず、キットは大変ありがたい存在。献立考えるのって本当に大変です。

oisix説明
画像引用:Oisix公式HP

見た目による廃棄野菜だったり、もともと食品ロスとして扱われていたものをアップサイクルしたものだったりと、ここで買える商品はどれも食品廃棄を減らすために取り入れられたもの。

私はお料理があまり得意ではないので、kitで一食分が作れるのってとても嬉しいです。

どれを購入するかは選べるので子ども達の好き嫌いも対応可能♪

その他にもプラントベースだったり、天候不良による訳あり野菜などの紹介もあり。

Kitは包装のゴミが出てしまうといった点だけ、ちょっと残念なではありますが、Oisixの取り組みは常に進化中。包材を薄くしたり、不要なテープをなくしたりと、少しずつ改良されているといった印象が強いです。

基本的にお届け頻度は毎週注文 or 隔週注文の二択!またはお休みを選ぶ、といった形なので、『買い物が面倒』『選ぶのが面倒』『時間がない』といった方に向いているサービス。

決まったメニューの定期便に+αでいろんな注文ができるようなシステムです。

Oisixもお試しセットは買い切りの注文。すぐに会員登録されないのでじっくり試すことができますよ。

時期によってお試し品の内容や割引率も変動しているので、これだというタイミングで試してみるのが良き◎

>>Oisixを詳しく見る

タダヤサイ

タダヤサイ
画像引用:タダヤサイ公式HP

タダヤサイはその名の通りタダで(送料は有料)お野菜がもらえるWEBサイト。

『ちょい傷あり』『訳あり』などの言葉が並び、廃棄予定や訳ありの野菜などが出品されていることが多く、野菜をもらうには毎回抽選、2〜10名程度の狭き門でもあり、応募のための頻回なチェックや閲覧が必要。(ちなみに私は当たったことがない)

タダでもらえるお野菜のほか、キロ単位で訳あり野菜を購入できたり、セット購入が可能なサービスです。単一品種の出品が多いため、お友達とシェアしたり、お店などをしている方にもオススメ。

中には自然農や無農薬野菜の出品も少なくないので、単発で購入できるサービスを探している方にもおすすめです。玉ねぎやじゃがいもなどは多くあっても困らないので、家庭での購入も良き。

プレゼント応募、購入には会員登録が必要です。

タダヤサイを詳しく見る>>

ココノミ

ココノミ

ココノミは有機や無農薬などオーガニック食材の取り扱いにこだわった宅配サービス。

小規模農家を対象に展開、そうした農家の問題でもある、『収穫した中でもA級品として出荷できるのは半分以下』そして、その収穫した野菜の販路がないということを解決すべく、その販路をしっかりと確保した宅配サービスを目指しているところ。頑張って欲しいです。

ココノミバナー
画像引用:ココノミ公式HP

お試しセットはなく『初回注文』としての特典が付く形。(初回は選べる8品と送料無料が1480円という特典)

  • 定期購入でない(定期対応は可能)
  • 野菜以外も豊富
  • 全部無農薬

こちらは私も利用しているサービス。ココノミの一番の魅力は定期購入を選ばなくても続けられるということ。自動カートインをオフにしておけば、注文したい時だけ自由にお買い物ができる。

こだわりの調味料やその他加工食品も充実しているのでちょっとしたお買い物代わりに時々利用させてもらっています。西日本がメインの会社になるのでちょっと我が家からは遠くて配送負荷など気になるところであるのは本音。

お近くの方にはとってもとってもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。多くは紹介できませんでしたが、スーパーにあまり流通しないような『訳あり野菜』『小規模農家野菜』『規格外野菜』こんなワードの野菜が購入できるサービスは少なくありません。

それぞれいろんな特徴のある宅配サービスなので、気になるものなど、お試ししてみてくださいね。私はスーパーに行く頻度が減ると無駄買いを防げてそれだけでお財布もちょっと嬉しくなります。

厳しい日本の「規格」は考えもの。おいしく食べて、どんどん規格外が当たり前になるといいなとも思います。

廃棄野菜を減らすために私たちにできること

この記事で紹介したのは廃棄野菜が減らせる宅配をメインとしたものでしたが、私たちがロスを減らすためにできることはこれらを注文することだけではありません。

  • スーパーでおつとめ品の野菜を買う
  • 直売所でB品を探してみる
  • 農家さんから直接お野菜を買う
  • 自分で育ててみる

さまざまな角度から廃棄野菜を減らすアプローチはできるはず。私たち日本人は、貧困層に届ける食料よりも多く、日々食べ物を廃棄しています。その廃棄にも多額の税金が使われ、ゴミとして扱われる現状もあります。(全てではないです)

その一部である「廃棄野菜」、おいしく食べて、明日を生きる活力となって欲しいと願います。

そして、最後に、廃棄野菜なのに案外安くないな、そう思った方もいるかもしれません。
その理由は合理化できない手間と、A品(規格内商品)への影響が大きく関わっています。

規格外のお野菜を扱うことは、決して合理的ではなく、価格や量の決め方、さらには収穫量の約束といったところですら手探りなのが現実。さらにはA品の価値が下がる、価格が落ちるなどといった大きな問題点があるのです。

それを商品をして諦めず、届けてくれている人がいる、そのお手間に対する対価と思って受け取ると納得できるのではないでしょうか。形が違うだけでお安く買える、から一歩進んだエシカルが求められている気もします。

私たちが規格外のお野菜を適正価格で、A品と同じように扱うことで、農家さんのどんな作物も価値が下がるなどといった心配をすることなく流通するのではないでしょうか。(これほんと大事)

「応援したい」と思ったら、お好きなサービスや方法で、廃棄野菜と向き合ってみてくださいね。

気に入った宅配サービスはありましたか?最後までお読みいただきありがとうございます。

NICOでした。

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