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プラごみが減ると燃料が増える?

生ごみとプラごみアイキャッチ サステナブル

こんにちは、NICOです。

この記事は、コラムの様な感じで書いてみたのでいつもとは少し雰囲気が違いますが、気になる世間の話題を少し綴りたくなり、さらっと読んでいただけたら嬉しいです。

さて、本題。

プラごみが減るほど燃料が必要になる?

ゴミの写真

世間の関心が確実に少しずつ脱プラへと向き始めている空気を感じていたこの頃、こんな話題を耳にしました。

それは「プラスチックを燃やさないと燃料が不足する」といった驚きな話題。頭にハテナが浮かぶ目から鱗なお話でした。(参議院議員である小野田紀美さんが議会で言及されていた動画をフォロワーさんがお送りしてくれました)

詳しく説明すると、プラスチックは非常によく燃えるのだそうだ。つまり、焼却炉の中でもよく燃える。燃料が少なく済む、ほどに。

となると?世の中が脱プラへ進んでいくと燃えるゴミの中のプラスチックが減り、燃えにくくなる。それが問題なのだという。

燃えやすいプラスチックがなくなり燃えにくくなるとどうなるか、それは新たに燃料を投入する必要が出てくるというもの。または燃えやすくするために分別したプラスチックを敢えて投入する。こんなことが動画でも懸念されていた。(果たして新たに燃料が必要なレベルまでプラスチックが削減できているかは正直怪しいところではある)

もし本当に、プラスチックが減ってしまった分、燃やすための燃料を増やす必要ができてしまうのなら、脱炭素、脱プラスチック、そんなことに取り組むことも本末転倒な事態になってしまうではないか。

これを解決するにはどうするか、その答えはまだ国会でも出ていないらしい。

さて、どうしよう。

私たちにできること

生ごみ写真

私は思う。

プラスチックが燃えやすいのではない。

燃えるゴミが燃えにくいのだ。

思い当たる原因は生ごみ。

日本では、年間約4億トンの産業廃棄物と約5000万トンの一般廃棄物が出ています。 主に家庭から出る一般廃棄物のうち、約2000万トンが「生ごみ」と呼ばれる食品廃棄物です。 この重量は、古新聞紙の6倍近く、廃棄される自動車の4倍近くもあります。

https://www.japanfs.org/sp/ja/news/archives/news_id027257.html#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E5%B9%B4%E9%96%93%E7%B4%84%EF%BC%94,%EF%BC%94%E5%80%8D%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

引用記事からわかるだろうか。古新聞の6倍、廃棄自動車の4倍、という凄まじい量の生ごみが「一般家庭」から排出されている。

どんなものが生ごみか、というと以下の様な物が大半らしい。

  • 野菜くず
  • 食べ残し
  • 食材の調理から出たごみ

主に台所から出る水分を多く含んだごみ、それが生ごみ。

それだけではない。

水分を大量に含むごみが近年大きく増えている。

それは紙おむつ。紙おむつの使用量は子供用も老人用も年々増加の一途になる。増え続けるこれらのゴミは焼却炉に大きく負荷をかけているという。(これは私の0歳からの自然なおむつ外し講座でも触れている)

つまり「燃えるゴミ」の中身の多くは濡れたゴミなのである。

焚き火やBBQをしていれば小学生でもわかる。濡れているものを燃やすことは容易ではない。たくさんの煙を排出し、乾いたものを燃やす何倍も焚べる薪や炭が多くなる。

それが日本のゴミ焼却場の現状おこっていると予測できる。

では、私たちができることは、どんなことだろうか。

ごみが燃えやすい様、脱プラの流れを止めることだろうか。
それとも、燃えにくくなったゴミに有害物質を出すプラスチックを新たに投入することだろうか。

そうではない、と私は言いたい。

私たちにできること、それは生ごみを減らすことではないだろうか。

燃えるゴミが燃えにくいから問題なのだ。

幸い生ごみを減らす工夫は多く存在する。

一番簡単なのことは単純でシンプル。

食品ロスについて

「食品ロスを出さないこと」誰もが今日からでも、できる簡単なことではないだろうか。

  • 買いすぎない
  • 作りすぎない
  • 賞味期限内に食べ切る
  • 冷凍活用

ポンポンと思いつくことは多くある。実際、我が家では食品ロスがほとんどない。まとめ買いすることもほとんどない。いいのかわるいのか、冷蔵庫は常にガラガラで食べきれない食材を見逃すこともない。

保存容器はプラスチックを全て手放した代わりにガラス容器を多く取り入れた。側面からも中身がよく見えて食べ残すことがなくなった。

生ごみを出さない工夫

そして生ごみを出さない、これが濡れたゴミを減らすにあたって大きく影響している。

Instagramでは以前こんな投稿をまとめたことがある。

  • 野菜クズを乾かす
  • コンポストを使う
  • リボベジする
  • 生ごみ乾燥機を使う

私はこのひと手間を決して面倒だとは思わない。ずっしり重かったゴミ袋がなくなり、ゴミの日が待ち遠しいほどの匂いも消えた。

ゴミ箱にコバエが集まることもなくなれば、コバエホイホイなんてものを置いていたことすら忘れていられる様になったのだから。

そう、生ゴミのない暮らしが思った以上に自分にとって快適だったということ。このことにメリットを感じるのは私だけではないと思うから、生ごみを減らすことを声を大にして伝えたい。

多くの家庭で濡れたゴミが減ったらどうだろうか。

プラごみが減った分、燃えにくくなる燃料を節約することが叶うのではないだろうか。これは私の浅はかな、ただの憶測だろうか。

もちろん私たち一人一人の力はとても小さな物であると理解している。私が取り組むたった一人の生ごみの量など、たかがしれているかもしれない。

だからこそ私は発信している。この声が届いた100人が、1000人が、1万人が、少しずつ意識してくれた1年の結果はどうだろうか。10年だったらどうだろうか。

私はそれを小さなアクションとは思わない。

あなたに今日からできることはありますか?

考え続ける

海洋プラスチック

環境にやさしいお掃除と暮らしを発信し続けて思う。

どんなことにも、側面があり、何かをひとつの切り口からだけで判断するのはとても難しい。

海に溢れる海洋プラスチックやマイクロプラスチックの問題。ニュースを見るたび、胸が痛くなります。

プラごみを減らせばいいのか、単純にそう思うけど、そのほかにも問題は根深い。

自分にできること、発信できることを、日々考え続けながら、環境問題について気づいてもらえるきっかけ作りができたらいいなと、そんな風に思います。

答えは中々簡単には出ないけど、私の感じる気付きや環境問題を今後もInstagramwebで発信していくので、またお付き合いいただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

NICOでした。

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