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かわいい系、大人系、カジュアル系、選ぶもので気分まで変えてくれるようなお洋服。
ここ数年でお洋服の値段はどんどん下がり、Tシャツ一枚買うのに1000円かからないことは、もう驚くことではなくなりました。
私もお洋服を選ぶのは大好き。だけどその裏で大きな環境問題を抱えていることは最近まで知らなかったこと。
まずはどんな問題を抱えていたのか、それを知るところから環境問題を考えたい。
ファッション業界の闇
さて、ファッション業界の闇なんて、こわ〜い見出しをつけてみましたが、私たちの元にお洋服が届くまで、どんな過程があるのでしょうか。
企画 → 原料調達 → 紡績 → 染色 → 裁断・縫製 → 輸送 → 販売
分解して考えたことは、あまりありませんでしたが、この一つ一つに様々な人の手、企業、運送、多くのコストがかかっている、ということは私にも簡単に想像できました。
さらに日本は衣料品の98%を輸入に頼っている、これもまた驚きでした。
そして海外の大量生産によって私たちの手に届いたお洋服はどうなるのでしょう。なんと、購入された衣料の9割にも当たる78.7万トンが1年で手放されているのです。大量生産に始まり、大量消費に終わる、国内でのファッションを取り巻くこの現状に胸が締め付けられました。
さらにはこの手放した後の衣料がまた問題。ほとんどがリサイクルなどの過程を経ることなくその66%が処分・埋め立てとなっているというのです。資源を想像すると泣けてしまうほどに悲しいです。。
それだけでなく、リユースという名で海外輸出された「まだ着ることのできる衣料」も問題になっています。需要にマッチしない支援国に送られた衣類は、結局、誰が袖を通すことなく、現地で焼却されたり、放置され、新たな汚染を産む負の循環が繰り返されているという現状。
低賃金、水の汚染、コットンの環境負荷、ビルの崩壊、掘れば掘るほどファッション業界の抱える環境問題は深く、それを着る当事者である自分も無関係ではいられない、そう思わされます。
この問題は環境省のHPに非常にわかりやすく掲載されていますので、こちらを見ていただけると理解しやすいものと思います。
では私たちはどうするべきなのでしょうか。
新しく選ぶなら
お洋服を新しく選ぶなら、なるべくして環境負荷の少ないものを見つけたい。
素材で選ぶ
ファッション業界の問題のひとつとしてコットンの環境負荷が上げられます。多くの水や農薬を使わない製品を選ぶことは、この問題の解決に繋がります。
オーガニックコットンや成長の早い麻などの天然素材、最近では竹繊維なども増えてきたように思います。また、リサイクル素材なども注目されてきているので、お洋服選びの参考にしたいひとつ。
私自身はインナーやルームウェアはサステナブルな竹素材を扱うBoodyを愛用中。やわらかな着心地がストレスなく着用できてお気に入り。
ブランドで選ぶ
近年環境配慮されたファッションブランドも多く立ち上がってきています。私がハートを射抜かれたのはナインアールさん。
オーガニックやリサイクル素材にこだわるだけでなく、服作りに携わる全ての方に配慮した持続可能性を実現。
本当のサステナビリティーを目指した企業努力が魅力です。
国内生産にこだわる高いクオリティー、大切に着られる一着を選ぶことができます。
”日本の安全な生地メーカーの生地を使用し、高い技術をもつ国内の工場で製造”を目指している素晴らしいブランド。
ベーシックな中に、洗練されたおしゃれなデザインが選ぶこちらも楽しい。環境配慮とおしゃれの楽しさ、どちらも叶えてくれるのが嬉しい。
新しいものを買わないなら
新しいものを買わない、これほどのエシカルってありません。さて多くの方が選択肢としてあげるならまずこれではないでしょうか。
言わずもがな!古着を買う
そう古着です。かくいう私もお洋服のほとんどが実はUSED!普段は古着屋さんのお世話になっています。(柔軟剤の匂いだけが辛い〜〜)最近はファストファッションの影響で、服を新調するサイクルも早まり、古着屋に置かれる衣類はきれいなものが多い印象。
お近くにお気に入りのお店はありますか?
我が家では子供服ももれなく古着が多いのですが、活躍してるのは子ども服専用のキャリーオン。メルカリなどよりも探すのが楽でこちらもお気に入り。
このサービスの嬉しいところは買取もしてくれるところ。子供服の売り買い、全て一つで完結。
ちょっと残念なのはブランド衣料の扱いしかないこと。もっと幅広い扱いが増えたら嬉しいとはいつも思います。
とは言え、しっかりした作りのブランド衣料、こうしたサービスで長く愛されるのはとてもサステナブルで好感が持てます。
古着でお洋服を探す方法は、多くありますね。
レンタルという選択肢
さてこの頃、毎月新しい服を買わずとも、飽きずにコーデが着回せるという選択肢もあるようです。そう、それは「レンタル」、お洋服のサブスクリプション。
毎月、自分の体型、身長、好みに合わせたお洋服が好感できるのは画期的!なのですが、こちらについてはクリーニングや配送の問題、本当に環境負荷が少ないのか、ブランドサイトから分かり得なかったので今回紹介は控えます。
その辺りの透明性がはっきりとしたなら、私も利用したいと思えるサービス!本当のサステナブル目線で今後に期待したい事業です。
まとめ
ファッションにおける環境負荷の問題は、
- エシカルな素材やブランドから選ぶ
- 新しいものよりリサイクル品を選ぶ
そのような行動で軽減されていくもの。
ですが特別なことをする必要もないようにも思います。
それは、本当に気に入った一着をただただ「大切に着続ける」こと。
なんのお金も掛からなければ、新しいアクションも必要ありません。安い、とつい多くのものを選んでしまいがちですが、家に帰ると実はそんなに欲しくなかった、なんてことは一度や二度ではないはず。
そんな消費を続けていくことは、不必要な衣類を増やしてしまうだけでなく、汗水垂らして働いたお金も無駄になってしまいますよね。まずはお迎えする時に、ふとその先の未来を巡らせてみるだけでも、明日からのお買い物が変わるのではないでしょうか。
エシカルな行動、消費が広がっていくことを願う限り、最後までお読みいただきありがとうございました。
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