子どもが小学校に通うようになり3年。夏休み前、年度末とあまりに持ち帰りのものが多いことに驚愕している私です。
脱炭素を高らかに掲げている国の教育現場とは思えぬ使い捨て。教科書ノートはもちろんのこと、プランターなどの学用品からテスト、お便り、プラスチックのファイルもガンガン配られます。
今回は3年分溜め込んだ教科書ノートにスポットを当て、その活用法がないかをまとめてみました。
少しでもゴミを減らし、使えるものを使いたい、その一心です。
つなげるーぱ
つなげるーぱーはコクヨグループの新しい取り組み!
協力できる小学校から申し込みを募り、ノート回収に乗り出したそうです。回収されたノートは再びノートとして生まれ変わるそうです。(通常の紙リサイクルはトイレットペーパーなどにリサイクルされたのち、その後のリサイクルは難しいという現状)
現在はコクヨ東京品川オフィスにある直営店「THE CAMPUS SHOP」に専用の回収ボックスを設置、小学生のノート以外も回収しているようなので、お近くの方はぜひ調べて利用してみてくださいね。
コクヨの公式HPはこちら>
同社では、マテリアリティの1つに「循環型社会への貢献」を掲げており、多くのパートナーや顧客と共に資源循環のための一歩をつなぎあわせ「捨てない社会」をリードすることを目指しているのだそう。
小学校、特に低学年はマスが大きくノートの消費量も一番多い時期でした。現在品川のみなのが残念ですが、周知され、お近くの方に愛用されることを願います。
リサイクル製品の『キャンパスノート<つなげるーぱ!>』もリサイクル品ならではの紙片そのままの表紙が愛おしく感じます。見かけたら購入してみようと思います。
教科書バンク
血眼になって教科書の活用ができないかと探していたところ、教科書バンクなるものを見つけました。
教科書バンクとは、使わなくなった中学・高校の教科書を教科書バンクに寄付して頂き、その教科書を必要とされている方を募集して、受け渡し、再利用して頂くためのものです。より多くの方に利用して頂きたいので、是非周りの方にも声をかけて一緒に寄付していただけたら幸いです。
〜教科書バンクHPより〜 https://peraichi.com/landing_pages/view/textbookbank/
対象となるのは『中学・高校の教科書』ですので小学生の我が家は対象外ですが、これは覚えておきたい取り組みです。
寄付となるので基本的に送る送料などは自己負担とのこと。ですが捨てるだけだったものがまた活用してもらえるのはありがたいことですよね!
何やらInstagramもあるようなので今後の活躍に期待したいです。
寄付のためには、名前を消したり、傷んでいないことが前提だったりとルールもありましたので、前向きに検討される方はHPをチェックくださいね。
教科書バンクのHPはこちら>
古紙リサイクル
多くの方が行き着く先はリサイクルではないでしょうか。
紙は同じ種類に分別することで良質な紙に戻すことができるもの。分別は大きく以下のように分けられます。
- 新聞
- ダンボール
- 雑誌(教科書はここに当たると思われます)
- 牛乳パック
- 雑紙
教科書をリサイクルとして出す場合、記名部分を消したり切り取ったり、する必要があります。面倒ではありますがまた古紙として活用してもらえるのであれば捨てるよりはリサイクルを選びたいですね。
意見しよう
学校と言えばこちらですね。『文部科学省』!文部科学省では、施策の内容や当サイトで提供している情報等に対する御意見・御質問を受け付けています。原則として返信もしているそうで意見が直接届けられるまたとない場所であると思っています。
私たちは意見や不満があるにも関わらず、長い間それをなきものとしてきました。
ゴミが多いこの現状を、このまま見てみぬふりをすることは容認すること、NOと言わない以外の全てがYESである、ということ。
今現在、自分ができる本当に小さなアクションにはなりますが、一言を伝える個が増えることで大きな声になって届くことは珍しくありません。
行動してみよう、そう思う方は『意見』送ってみませんか?
文部科学省に関する窓口はこちら>
僭越ながら私の送った内容は以下のものです。拙い文章でお恥ずかしいですが参考までに貼り付けますね。意見してみようと思う方の参考になれば幸いです。
現在〇〇市の小学校に通う子どもがいます。3度目の年度末を迎えあまりの持ち帰り、ゴミとなるものの多さに驚愕しております。年度はじめに大切に配られた教科書は、まだまだきれいなものも数知れず、その後一度も開くことなく廃棄。プランター等の授業で使ったものはほとんどがプラスチックの使い捨て。持ち帰りごみになります。絵画や習字を持ち帰る大きなバッグはプラスチック由来の不織布。これに関しては年にたった一度の持ち帰りのためだけに、今年で3枚目を受け取りました。
また、重たいタブレットが支給され、毎日学校に持ち運びしているにも関わらず、この3年で教科書の持ち帰りも、紙でのお便りの数も減らず、ランドセルは重くなっただけ。夥しいほどのテストの数、これらも持ち帰り、一人一枚の解答用紙含め全て紙屑です。
脱炭素、SDGsが叫ばれる中で、この教育現場はあまりにひどすぎるのではないでしょうか。今後の未来を担っていく子ども達が使い捨てを当たり前に目の当たりにしながら育っている、滑稽です。諸外国では教科書はハードカバーで学校管理、楽器は貸し出し(日本ではもう何十年もリコーダーを購入させられます)、成績表やテストも廃止する教育を受けています。授業で習うSDGsは教科書の中だけのものなのでしょうか。
少しでも繰り返し使えるものを増やし、子ども達の負担を減らしていただきたく思います。
子ども達が育つ健やかな学校環境とともに、健康な未来もつくることのできる現場で合ってほしいと願います。無駄を出さない環境づくりは教育の予算をいずれ大幅に削減することにもつながるのではないでしょうか。その予算をぜひに、質の高い給食や学校環境など、子ども達に還元していただきたく、こちらに意見致しました。この声がひとつでも届くことを願います
まとめ
現在教科書やノートをすぐにリユースやリサイクルできるところは少ないですが、ニーズは確かにあると感じます。
サステナブルな取り組み、という観点からも必要が迫られるように感じますが、何よりも子ども達の重い荷物からの解放や充実した教育現場へのお金の使い道、そうしたところでもっと子ども目線で優先順位をあげてほしい事項と強く感じました。
教科書、ノート、あなたのおうちではどのように扱っていますか?
NICOでした。
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