子どもは寝ている間に信じられないほど動いています。
頭と足の位置が逆になっていたり、2人の子どもの寝ていた位置が入れ替わっていたり、なんて日常茶飯事。
布団から脱ぎ出て風を引くだけならまだしも、ベッドから転落して怪我をするなんてことは防ぎたいですよね。
そんなことにならないために、記事では私が実際に使用しているベッドとマットレスの選び方についてをご紹介します。
この記事でわかること
- 大人用ベッドの危険性
- ローベッドについて
- 低いマットレスについて
- 高さのないベッドのメリットについて
今のベッドで不安だった転落を心配せずに親子で朝までぐっすり気持ちよく眠ることができるようになりました。
\親子で安心して眠れる高さのないベッド/
\厚みコイルタイプの半分以下/
初めに大人用ベッドで子どもを寝かせる危険性について、少し触れたいと思います。
赤ちゃんのベッドからの転落事故報告
私達親が気付かないうちに、赤ちゃんがベッドから転落してしまう事故は多数あります。近年の事故件数や事故の事例について紹介します。
大人用ベッドから赤ちゃんの転落事故は6年で9人死亡(H22〜H29)
まず誰もが不安に思うのは赤ちゃんのベッドからの転落ではないでしょうか。
実際調べてみたところ、6年で9人もの死亡例、転落事故全体に目を向けると564件。
子どもを持つ親として人ごとではないこの数字、私は決して少ないとは思えませんでした。
0~1歳児が、主に就寝時などに大人用ベッドから転落する事故報告が平成 22 年 12 月から平成 29 年6月末までに、計 564 件(0歳児が 457 件、1歳児が 107 件)の報告がありました。数十センチメートル以上の高さの大人用ベッドから転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷を受傷することがあります。また、転落をきっかけに大人用ベッドと壁や物との間に頭が挟まれて窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす可能性があります。数十センチメートル以上の高さの大人用ベッドから転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷を受傷することがあります。また、転落をきっかけに大人用ベッドと壁や物との間に頭が挟まれて窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす可能性があります。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_171108_0001.pdf
高さはあっても壁にくっつけて寝かせれば大丈夫じゃない?
私もそう思っていたけどこんな事例もあったから油断はできないよ。
親が大人用ベッドに寝かしつけて寝室を離れ、しばらくして寝室に入ったところ、壁とベッドのすき間に挟まるように転落していた。呼吸が止まり死亡。(0歳)
https://www.j-cast.com/2017/11/09313470.html
ベッドと壁の隙間に挟まるように転落、そんなことあるの!?と思ってしまいましたが実際に起こった事故です。予想もしないことが起こるものですね。
明日は我が身、決してこのような事故は人ごとではありません。毎日ベッドの上を驚くほど移動する我が家の2人の子どもの寝相に、ヒヤリとさせられた経験は、過去に何度もありました。
大人用ベッドの高さ
「大人用ベッドの高さ」とはどのくらいなのでしょうか?事故が起こったという事例を参照しました。
実際に骨折や死亡事故が発生したという大人用ベッドの高さの多くは45cm〜60cmでした。
そう、この高さは赤ちゃんや子どもにしたら自分の身長程度あることになります。
大人にしてみたら150cm〜180cmのベッドに寝ているようなものでしょうか。寝たままの姿勢で、この高さから硬い床に落下してしまうことを考えると恐ろしくなります。
安全を第一に考えた結果、我が家ではローベッドと低いマットレス(モットン高反発マットレス)の組み合わせを選択しました。合わせた高さはわずか21cm(約)です。
一人目出産当時は和室に布団を敷いて寝ていましたが、新築に引っ越す時にはベッド選びに随分と頭を悩ませました。
我が家では一人目出産後、初めての育児で寝ている間、驚くほど動くこどもの姿を目の当たりにし、ベッドからの落下を不安に感じました。(当時は敷布団生活でした)
新築と同時に洋室の寝室へ引っ越すことになり、当時1歳半の子供と、さらに2人目を育てることも考えると、赤ちゃんを意識したベッド選びの必要性を感じました。
多くのベッドを検討した結果、ベッドだけでなく、マットレスも低いものを選ぶことで、高い位置からの転落を心配せずに朝まで安心して眠れるようになりました。
赤ちゃんの転落事故リスクを減らす低いベッド
赤ちゃんの点灯事故リスクを減らす低いベッドとはどのようなベッドでしょうか。
いろんな寝具や家具を見て周り、高さのない「ローベッド 」という選択を見つけました。
ローベッド選び
まずはベッドフレーム探しから。重視した点は以下です。
- 高さが低いこと
- 通気性がいいこと
- シンプルな見た目であること
事故リスクの低いローベッドにする、と決めてからベッド選びが始まりました。ローベッドは大きく分けて3種類のタイプがあります。
3種類のローベッド(フロアベッド・フラットライプ脚なし・ステージタイプ脚付き)
■フロアベッド…マットレスを囲むようなフレームがあり、マットレスをはめ込んで使用。ズレないというメリットがある反面、通気性はあまり良くない。
>>フロアベッドを見てみる
■フラットタイプ(脚なし)…フレームと床板が一体型になっていて囲みフレームのないタイプ。床とベッドに隙間ができない見た目。
>>フラットタイプを見てみる
■ステージタイプ(脚付き)…フラットな脚付きフレームにマットレスを載せるタイプです。通気性が良い。
>>ステージタイプを見てみる
私が選んだのはこの3つのうちのステージタイプでした。脚付きでしっかりとベッドと床の間に隙間があり、すのこタイプで通気性も抜群です。
フロアベッドのように、はめ込み式ではないのでカバーの取り外しが楽。子どもがいるとどうしてもベッドカバーのお洗濯は頻繁なので扱い易さを重視しました。
シングルとセミダブルを購入し、ピタリとくっつけて使っています。
マットレス選び
マットレスにも様々な厚みのものがありましたが、一般的なベッドに用いられるのはコイルスプリング製で約25cmの厚みのものです。
せっかく安全な低いタイプのベッドを選んだのにマットレスで高さが出てしまったら意味がありません。ローベッドとの組み合わせで選んだのは、コイルスプリング製の半分以下、厚みわずか10cmのモットンの高反発マットレス。
低さ以外に決め手だったのはこちらです。
- カバー付き
- 赤ちゃんが寝れること
- 軽いから立てかけて風通しのお手入れができる
さらに体圧分散に優れて自然な寝返りをサポートしてくれるモットンのマットレスに魅かれて購入を決めました。
サイズはシングル・セミダブル・ダブルの3種類から選べます。我が家ではローベッドに合わせてシングルとセミダブルの2サイズを購入しました。
床までの高さをできるだけ低くできる組み合わせにしたので、実際に下の子は過去数回落下しましたが、それでも寝続けたことがあるくらい衝撃が少なく、今では心からホッとしています。
実際に8畳の寝室に設置したベッドがこちらです。
高さはありませんが打ち所が悪いなど怪我をしないという保証はないので、念には念を、で2歳までは転落に注意してベッド下に布団や毛布を敷いたり、ベッドガードになるようなものを付けたり、万全な対策を取ることがさらなる安全につながります。
またベビーベッドの使用は一番の安心でもあります。
今回実際に同時に購入を迷ったのはこちらでした。
ローベッドには転落対策以外のメリットもあった
当初、転落事故のリスクを軽減するために設置したローベッドとマットレスでしたが、購入してみて気付いたメリットが他にもありました。
- 手助けなしで子どもが上り下りできる
- 立てかけが簡単、毎日風通しできる
- 圧迫感がなく部屋が広く感じる
- 女性でも動かせて、掃除が楽だった
ローベッドとマットレスを合わせた高さが21cmと低いため、親の介助なくひとりで上り下りができることが大きなメリットでした。小さな身長の子どもにはベットサイドに腰掛けて絵本を読むにも足がしっかりとついて安心感がありました。
ベッドの上をぴょんぴょん跳ねたりでんぐり返しをしたり、も高さがないから好き勝手させられて我が家の子どもは大喜び!
そしてお手入れの観点から見てもこのマットレスにして一番よかったとも思えるのが、風通しの為の立てかけ。
コイルスプリング製の半分以下の厚みだから子ども達でもお手伝いできるほど軽いんです。
以前コイルスプリング製マットレスにカビを生やした経験のある私は、このお手入れだけはかかせません。もし25cmの厚みのマットレスを買っていたら、敷きっぱなしになってしまっていたのではないでしょうか。
マットレスは洗えないので、清潔に保ちたいですよね。
時に髪の毛がびっしょり濡れるくらい汗をかく子どもも一緒に寝ている我が家ではカバーの内側に無印良品の麻わたベッドパッドを入れています。もしものおねしょの時も心強い味方です。
赤ちゃんの転落事故を防ぐベッド選びまとめ
2歳までの赤ちゃん・子どものベッドからの転落事故リスクを軽減するローベッド、高反発マットレス選びについて、いかがでしたでしょうか。
ローベッド とモットンマットレスの組み合わせで、親子で安心して朝まで眠ることができます。
大切な子ども達には怪我の心配なく、ぐっすり眠って元気に成長してほしいですね。
本日のシンプルに暮らすための毎日のひと家事、寝室のベッド選びについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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